なっとく!FX/遠藤寿保

証拠金とレバレッジそしてトレードシナリオの立て方

目次

今回は「証拠金とレバレッジ」、「トレードシナリオの立て方」の2つについて紹介します。

証拠金とレバレッジ

ポイント

  • 証拠金
    実際の取引金額に対し一部の担保金で取引が可能なことを証拠金取引といい、FXの証拠金は、法令により総代金の4%以上と決められている(個人口座の場合)
  • レバレッジ
    「テコの原理」の事を意味し、小さな力で大きなものを動かすという意味。FXの場合、レバレッジを最大にすると実際の取引金額の1/25の資金で、取引が可能(個人口座の場合)
  • 適正レバレッジ
    レバレッジは、自分自身でコントロールが可能。入金金額全てを取引に使えば25倍となり、半分を取引に使えば12.5倍となり、入金額に対し使用する量を調節する事でレバレッジも調整される
  • 外貨預金と同等に考えればレバレッジ1倍が適正
  • レバレッジを使った取引ではハイリスクハイリターンになるが、資産の割に高い利益も得られる可能性があるので有効に使うべき投資方法

米ドル/円が115円の場合、1万米ドルの取引をするには115円×1万米ドルで115万円の投資金が必要ですが、レバレッジを使えば115万円の4%の4.6万円の投資金で115万円分の取引ができます。

この図は、左側が外貨預金に近い通常取引の場合で、右側がFX取引(証拠金4%・レバレッジ25倍)の場合を図式化したものです。
通常取引で、米ドル/円が115円で1万米ドルを保有している場合、米ドル/円が114円になると1万円の損失になり、米ドル/円が116円になると1万円の利益になります。投資金115万円に対する損益率は±0.89%になります。
FX取引(証拠金4%・レバレッジ25倍)で、米ドル/円が115円で1万米ドルを保有している場合、米ドル/円が114円になると1万円の損失になり、米ドル/円が116円になると1万円の利益になります。しかし、投資金が4.6万円なので、資産は4.6万円に対して±1万円の損益となるため、投資金4.6万円に対する損益率は±21.7%になります。この場合、レバレッジを使っているために、損益率も通常取引と比べて25倍になります。
通常取引の場合、115万円の投資金に対して±1万円の増減となるため大した損益ではないと思いますが、FX取引の場合、レバレッジを使うことで実際の取引金額の1/25の投資金で取引ができるため、4.6万円の投資金に対して±1万円の増減となるのでハイリスクハイリターンな取引といわれます。このような仕組みを理解しながら取引をする場合には、FX取引は有効な投資方法といえるでしょう。

トレードシナリオの立て方

1シナリオの作り方

1) ファンダメンタルの考察・蓄積で方向性の確認
  • 各種レポートと前日出来事をチェック
  • ニュース・カレンダーで今後のイベントのチェック
  • セミナーなどもチェック
2) 中長期チャートでトレードポイントを探る
  • サポレジ・節目のハイローのチェック
  • フィボナッチで計測
3) 逆シナリオの作成
  • 思い込みの排除とサプライズに対処

2-1シナリオ策定からトレードポイントを決める(短期トレード)

1) 日足・週足でバイアス(偏り)を確認

  • 相場つきを予測(上昇・下落・レンジ)

2) 時間足・5分足で、当日レンジを予測

  • 上昇(買い場探し):トレンドに逆らわない
  • 下落(売り場探し):トレンドに逆らわない
  • レンジ(上限・下限探し):逆張り

2-2シナリオ策定からトレードポイントを決める(スウィングトレード)

1) 先々の方向性を予想

  • レポートなどを参考に、上昇・下落・レンジを予測

2) 日足・週足で流れを確認

  • 目標値・逆目標を想定する

3) エントリーポイント・イグジットポイントを決める

  • チャートの節目やフィボナッチを利用

※逆シナリオも予測しておく

まとめ

  • レバレッジは、自分でコントロールが可能で、入金額に対して使用する金額を調節してレバレッジを調整可能
  • FX取引でも外貨預金と同様に考えればレバレッジ1倍が適正
  • レバレッジを使った取引ではハイリスクハイリターンになるが、資産の割に高い利益も得られる可能性があるので有効に使うべき投資方法である
  • シナリオを作る場合、まず、ファンダメンタルの考察・蓄積で方向性を確認し、次に、中長期チャートでトレードポイントを探り、更に、逆シナリオを作成することがポイントである
  • シナリオを立てる場合(短期トレード)、まず、日足・週足でバイアス(偏り)を確認し、次に、時間足・5分足で当日レンジを予測することがポイントである
  • シナリオを立てる場合(スウィングトレード)、まず、先々の方向性を予想し、次に、日足・週足で流れを確認し、最後に、エントリーポイント・イグジットポイントを決めることがポイントである

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今回のテーマについて、遠藤氏によるオンラインセミナー動画をご紹介します。
実際のチャートを見ながら、実戦的な解説を聞くことができますので、ぜひご覧ください。

講師紹介

遠藤 寿保(えんどう としやす)
98年日本初のFX事業開始から、Web広告やセミナー運営、リスク管理啓蒙などFX業務全般に携わる。数多くの一般投資家と接しながら、現在、YJFX!にてFXエバンジェリストとして情報配信・FXコラム執筆・セミナー活動等を行っている。

※この記事は2017年5月1日に執筆されたものです。

本セミナーは2017年2月23日に実施したもので、情報提供のみを目的としております。
セミナーの内容及び資料は、遠藤寿保の個人的な見解かつ、開催当日のものになるため、今後の見通しについての結果や情報の公正性、正確性、妥当性、完全性等を明示的にも、黙示的にも一切保証するものではありません。また、資料内のデータは、あくまでも過去の実績であり、将来の市場環境の変動などを保証するものではありません。
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