なっとく!FX/遠藤寿保

経済指標をギャンブルにしないための情報収集

目次

今回は、経済指標の考え方を学びます。経済指標は、ときに相場をひっくり返す大きな分岐点になり得る重要な節目。しかし、情報の捉え方がわからないと、運任せのギャンブルになってしまうことも少なくありません。ぜひきちんと理解して、今後の取引の参考にしてください。

経済指標のタイミング、重要度などを確認する

Webサイトで予想と市場との乖離をつかむ

様々なWebサイトで経済指標の情報は確認できますが、今回はYahoo! JAPANで確認する場合の方法を紹介します。Yahoo!ファイナンスの経済指標を見ると、直近の経済指標や経済指標カレンダーを確認できます。

特に注目するべきポイントは、発表の時間、重要度、前回値、予想値の4つです。重要度は星が多いほどマーケットへの影響力が大きいので注意してください。また、特にチェックしたいのが前回値と予想値の差です。予想より高かったのか、それとも低かったのか。つまり、市場と実際とどのように乖離があるのかが確認するべきポイントになります。

レポートを通してプロの意見を取り入れる

為替の動きについては、様々な機関や投資家から日々レポートが出ています。内容は大きく「解説」、「予測」、「戦略」に分類されており、これを読み解くことで相場の動きについても理解を深めることができます。予想を当て続けることは極めて難しいですので、予想の精度より、解説がわかりやすい、戦略が理解しやすいといった個人的な感想からまずは読み進めてみてください。

遠藤アドバイス

レポートは、良質な情報を得るためには欠かせない情報源です。しかし、闇雲に読んでも、どれを信じればいいのかわからないと思います。そんなときにオススメなのが、一人の書き手を読み続けることです。毎日その人の文章に触れていると、その人が買いを推奨する「買い屋」なのか、売りを推奨する「売り屋」なのかわかります。それは言葉の端々に、買いのときにテンションが高い、売りのときの押しが強い、といった特徴に現れます。そうして、書き手が買い屋か売り屋かわかると、市場傾向のシグナルの強さを感じられることがあります。
たとえば、買い屋なのに「売り」をオススメする書き方だったとき。そんなときは、市場では相当に強い売りシグナルが出ていることが読み解けます。その逆で、売り屋が「買い」を推奨する場合も同様です。そうして、書き手の性質を理解しておくと、レポートから得られる情報がずっと深くなります。

マーケットの偏りをつかむ

直近の経済指標の予想と実際の数値の乖離と複数のレポートチェック、これらを継続的に行っていくと、今の市場の「空気」がわかるようになってきます。

たとえば、マーケットのみんなが「買いだ!」と言っている場合、それはすなわち上げ材料に敏感な市場と言えます。逆に売り圧力が強い場合は、下げ材料にすぐに反応する。下げの気配が濃厚なときは、経済指標で多少のプラス材料があっても、かまわず相場は下がります。こういった相場の偏りをつかむことで、トレードを優位に運ぶことができます。

遠藤アドバイス

大きな経済指標に狙いを定めた、経済指標狙いのトレードをする方もいるかと思います。アメリカの雇用統計が有名ですね。農業部門の雇用者数が多いか、少ないかで市場に大きなインパクトを与えます。予想が当たれば大きな利益ですが、正直、こういった一発勝負を見極めるのは非常に難しいもの。あまりピンポイントの動きにこだわるのではなく、長期的な流れのなかで取引した方が安定した結果が出せると思います。

まとめ

  • 雇用統計は、まずWebで予想と市場との乖離を見極めることが重要
  • 日々配信されているレポートに目を通し、プロの意見を蓄積していくことで相場感が培われていく
  • レポートは一人の書き手を継続的に読んだ方がいい。そうすると、書き手が「買い屋」なのか「売り屋」なのかがわかる
  • 書き手の性質がわかると、書かれた内容がより深く理解できるようになるし、買いや売りのサインをつかめる
  • 情報収集を継続的に行っていくと、相場の「空気感」がわかるようになる。それがわかれば、ピンポイントの経済指標にとらわれることなく、長期的な視点にたって相場と向き合うことができる

遠藤アドバイス

経済指標は、どれほどレポートを読んでチャートを分析しても、百発百中の予想は不可能です。ただ、情報を蓄積していくと、ある程度の雰囲気を感じることができます。これが、案外重要で、取引の際の重要なヒントになってくれます。この感覚をつかむためにも、継続的な情報収集を続けてほしいと思います。

映像でもっとFXを学ぼう

今回のテーマについて、遠藤によるオンラインセミナー動画をご紹介します。実際のチャートを見ながら、実戦的な解説を聞くことができますので、ぜひご覧ください。

講師紹介

遠藤 寿保(えんどう としやす)
98年日本初のFX事業開始から、Web広告やセミナー運営、リスク管理啓蒙などFX業務全般に携わる。数多くの一般投資家と接しながら、現在、YJFX!にてFXエバンジェリストとして情報配信・FXコラム執筆・セミナー活動等を行っている。

※この記事は2016年9月1日に執筆されたものです。

本セミナーは2016年5月17日に実施したもので、情報提供のみを目的としております。
セミナーの内容及び資料は、遠藤寿保の個人的な見解かつ、開催当日のものになるため、今後の見通しについての結果や情報の公正性、正確性、妥当性、完全性等を明示的にも、黙示的にも一切保証するものではありません。また、資料内のデータは、あくまでも過去の実績であり、将来の市場環境の変動などを保証するものではありません。
さらに、かかる情報・意見等に依拠したことにより生じる一切の損害についてワイジェイFX株式会社は一切責任を負いません。最終的な投資判断は、他の資料等も参考にしてご自身の判断でなさるようお願いいたします。
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