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【なっとくFXブログ特別版】 12/14・15は『EUサミット』開催、為替マーケットに与える影響は?!

2017年12月14日

【EUサミットとは】

正式名称は、ヨーロッパ連合理事会。ユーロ加盟国の首相により構成され、ヨーロッパ連合閣僚理事会で決定できなかった重要事件などを討議する会である。今回は、英国のEU離脱を正式に宣言する場と言われている。
最も強力な権限をもつ人物は、欧州委員会の委員長であるジャン=クロード・ユンケル氏(ルクセンブルクの政治家でキリスト教社会人民党元党首)であり、ユンケル氏の発言には注目したところである。

【注目の議論点】

①EU離脱精算金問題

報道によると、英国は精算金として500億ユーロ前後の支払いに応じる方針の模様。これは、EUが要求する1000億ユーロの支払いから、英国がEUから受け取る農業補助金などを差し引いた金額のようで、英国としては出来るだけ少ない額を英国民に示したいところであるが、EU側の要求を全面的に受け入れた金額になるようである。

②アイルランドの国境管理

アイルランド共和国と北アイルランド(英国領)に関しては、現在、紛争こそ起きていないが、今でも大きな隔たりがある。英国政府は、北アイランドだけが、シングルマーケットに残る事は許可していない。しかし、アイルランド統一がこの短期間に成立することは不可能だと考えられていて、そのため、明確な国境を定める必要があるが、アイルランド政府はいかなる国境管理の復活にも反対する立場を示している。今回のサミットでは、英国政府がアイルランド問題を先送りする可能性が高いのではないではないか。

【相場に与える影響】

今回のEUサミットで、ブレクジットへの移行期間や離脱後の貿易関係を協議することが正式に宣言される予定である。離脱協議は2019年3月末に期限を迎え、協議が順調に進んだ場合は、英国経済やユーロ経済にとっての不安要素が軽減されるので、ユーロや英ポンドは、買われやすくなりそうである。しかし、協議がまとまらなければ、英国から海外業者の事業移転が進むなどの不透明感から、英国経済だけでなく、ユーロ圏経済にも大きな影響が予測されるので、ユーロやポンドは売られやすくなると考える。

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●「ユーロ/米ドル」チャート分析

チャート画像

※チャート画像は当社「外貨ex」のものです。

「ユーロ/米ドル」は、日足ベースの一目均衡表で12/13(水)時点で三役好転(強い買いシグナル)となった。1.1554米ドルから1.1961米ドルの上昇に対し61.8%押し(1.1709米ドル)手前の1.1717米ドルで、下げ止まりとみていいのではないか。本日のECB/BOEとEUサミット次第ではあるが、上値を狙う可能性が出てきた。

●「英ポンド/米ドル」チャート分析

チャート画像

※チャート画像は当社「外貨ex」のものです。

日足ベースの一目均衡表で三役好転中の「英ポンド/米ドル」だが、12月に入ってからのドル高と、ブレクジット交渉の懸念で12/12(火)に1.3302米ドルまで下落となった。このレベルは、1.3039米ドルから1.3548米ドルの上昇に対する50%押し(1.3293米ドル)となる。半値押しレベルで反転になるか見極めたい。

注)本日の予想は12月14日(月)11:00に寄稿したものです。
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本記事は2017年12月14日に掲載されたもので、情報提供のみを目的としております。
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