相場概況
昨日の「米ドル/円」は、106.97円で始まると、東京時間、107.10円を挟み小動き。ロンドン時間、米長期金利上昇を背景に買いが先行する中、前日高値107.15円を上抜けると、107.64円まで上昇。NY時間、パウエルFRB議長の発言で、米金利上昇に対する懸念がなかったことから、米10年債利回りが上昇し、「米ドル/円」は107.97円まで上昇。
執筆時間では、108円をタッチ。昨日解説した通りに108円を狙う動きとなった。
米長期金利上昇となれば、日米金利差も注目される。米株の調整が気になるところだが、「米ドル/円」がこれだけ力強いと、「リスク・オンのドル買い」に変換されそうだ。週足一目均衡表でみると、雲を上抜け好転。転換線=基準線となっているが、現在の水準継続となると、週明けは、転換線>基準線→好転となり、「三役好転」(強い買いシグナル)完成となる。調整の下げを警戒しながら、流れについていきたい。