相場概況
昨日の「米ドル/円」は、106.52円で始まると、東京時間、朝方106.36円まで下押しとなるが、その後は日経平均の上昇・クロス円の上昇・月初本邦勢のドル買いなどで、106.70円まで上昇。ロンドン時間、米10年債利回りの上昇を受け、106.77円まで上昇。NY時間、米10年債利回りが上昇幅を縮小させると、一時106.52円まで下押し。その後、NYダウ平均が急上昇、豪ドル円などクロス円の上昇で、再び「米ドル/円」は、買いが先行。バーキン米リッチモンド連銀総裁が「イールドカーブの状況は見通しに対する自然な反応」などと発言すると、米10年債利回りが上昇し、106.88円まで上昇。
米長期金利上昇を背景に買いが先行。じりじりと上値を更新する典型的な上げ相場の動きである。テクニカル的に、昨日の高値106.88円は、104.40円-106.22円-104.92円からの上値拡張100%(106.74円)を突破したレベル。次の上値目標は107円台挑戦となりそうだ。