相場概況
昨日の「米ドル/円」は、105.23円で始まると、東京時間は、月末の仲値買いなどもあり105.56円まで上昇。ロンドン時間、米長期金利上昇を背景に105円台後半で堅調推移。NY時間、米長期金利の上昇、1月米新築住宅販売件数が予想を上回ると、「米ドル/円」は106.10円まで上昇。NYダウ平均も史上最高値を更新し、リスク・オンの円売りが先行。しかし、パウエルFRB議長発言で、金融緩和維持を改めて強調すると米長期金利が上昇幅を縮小。「米ドル/円」は105.80円台まで下押しし105.83円でクローズをむかえた。
昨日は、米株・米長期金利の上昇でリスク・オンの円売りから、106円台を回復。しかし、パウエルFRB議長の発言がブレーキとなり、105円台に失速。テクニカル的には、200日移動平均線を上抜け、104.40円-106.22円-104.92円に対する上値拡張61.8%(106.04円)レベルまで回復。17日の106.22円を更新することは出来なかったが、昨日解説したように、104.92円が、押し目となった。早期の106円台回復となれば、次の上値目標は107円台となりそうだ。