相場概況
先週末の「米ドル/円」は、105.68円で始まると、東京時間は仲値で、105.74円まで買われるが、その後はドル売り優勢で105.54円まで下落。ロンドン時間、ポンドドルの上昇や対オセアニア通貨でドルが売られると、「米ドル/円」は105.24円まで下落。NY時間、クロス円の上昇で、「米ドル/円」は下げ渋りを見せた。米10年債利回りが高水準となると105.66円まで買い戻され、105.44円でクローズをむかえた。
目新しい材料はなかったが、英国の新型コロナウイルスに対するワクチン接種の進展が好感されたポンド高と「米ドル/円」の調整の売りで、3日続落。テクニカル的に先週末の安値105.24円は、200日移動平均線(約105.50円)を割り込み、104.40円から106.22円の上昇幅に対する50%押し(105.31円)レベルである。200日移動平均線を回復できるかどうかが、今後の流れの分岐点となりそうだ。