相場概況
昨日の「米ドル/円」は、104.88円で始まると、東京時間、日経平均が1990年8月以来の3万円台回復などを受け105.14円まで上昇。その後は105円台前半で小動き。ロンドン時間、米追加経済対策や新型コロナウイルスワクチン普及への期待から世界的に株高が進行し、リスク選考の円売り・ドル買いの流れで、「米ドル/円」は、105.41円まで上昇。NY時間は、祝日という事もあり、105.30円前後での動きとなり、105.35円でクローズをむかえた。
「米ドル/円」は、新型コロナウイルスのワクチン普及による期待感で、株価が上昇し、リスク・オンで先週末の高値105.17円を突破。直近までは、リスク・オンでドル売りとなっていたので、この変化には注意が必要。テクニカル的には、昨日の高値105.41円は、109.84円から102.59円に対する戻り38.2%(105.35円)を突破したレベルである。そして次の上値目標が200日移動平均線(105.53円)となり、ここを簡単に上抜けると、本格的な上昇相場となりそうだ。