相場概況
昨日の「米ドル/円」は、103.67円で始まると、東京時間、日経平均の堅調などを受け、104.08円まで上昇。ロンドン時間、イエレン米次期財務長官の公聴会を控え104円を挟み小動き。NY時間、イエレン氏は米上院での公聴会で為替に関して、「ドルおよびその他の通貨の価値は市場によって決定されるべき」「米国は経済的利益のためにドル安を求めない」と事前に報道された内容と同様で、サプライズはなかった。104円を挟む小動きの中、米国株の伸び悩みや、米長期金利が上昇幅を縮めたこともあり、「米ドル/円」は、103.83円まで下押しし103.89円でクローズをむかえた。
イエレン氏の発言ではサプライスはなかった。気になる今後のイベントとしては、バイデン大統領の就任前後の動きで、トランプ支持者や極右の暴動を制止できるか。日足一目均衡表でみると、時点で①転換線>基準線となり好転。②遅行線が26期間前チャートのクロスし、逆転状態が解消。③雲と現在値の状況は、雲が下がり気味となり、このままの水準で推移すると雲に突入しそうだ。目先は方向感がなく、不安定な状況が続くのかもしれない。