相場概況
昨日の「米ドル/円」は、103.79円で始まると、東京時間、時間外の米10年債利回り低下を受け、103.52円まで下落。その後は103.70円前後まで買い戻された。ロンドン時間、欧州各国で新型コロナウイルス感染拡大に対するロックダウン対応などによる景気悪化懸念で、ユーロドルが下落。ユーロ売りによるドル買いで、「米ドル/円」は103.99円まで上昇。NY時間、米長期金利の低下などを受け、一時103.74円まで下押し。その後は103.70円中心の小動きとなり、103.88円でクローズをむかえた。
昨日は、大きく注目される経済イベントはなく、本日予定されているバイデン次期米政権による追加経済対策やパウエルFRB議長の講演待ちといった流れ。テクニカル的に昨日の安値103.52円は、1/6の102.59円から1/11の104.39円の上昇に対する、押し50%(103.49円)レベルである。昨日は、104円手前まで反発したものの、売り圧力が強かったようだ。軟調継続と予測する。