相場概況
昨日の「米ドル/円」は、103.44円で始まると、東京時間は早朝のFOMCによるゼロ金利政策継続との見通しを受け、前日安値103.26円を割り込み103.24円まで下落。ロンドン時間、英国とEUのFTA交渉が合意へ向けて進展を背景にユーロドルやポンドドルが上昇となり、「米ドル/円」は、11/6の安値103.17円を割り込んだ。NY時間、FRBによる金融緩和の長期化観測を背景にドル売りが加速し、「米ドル/円」は103円を割り込み102.87円まで下落し、103.07円でクローズをむかえた。
3/10振りの102円台である。引けにかけて買い戻しが入ったが、戻りが鈍そうだ。103円割れで、ストップロスでの急落的な勢いは感じられなかった。クリスマスモードを控え、ポジション整理が進んでいたからなのかもしれない。
テクニカル的に、昨日の安値102.87円は、105.67円-103.65円-104.76円からの下値拡張100%(102.74円)レベルである。これから動意薄となりそうだが、次のポイントが102.43円(104.57円-103.51円-104.15円からの下値拡張161.8%)あたりか。