相場概況
先週末の「米ドル/円」は、104.23円で始まると、東京時間、日経平均の軟調やクロス円の下落などを受け、103.92円まで下落。ロンドン時間、104円を挟む小動き。NY時間、11月米卸売物価指数(PPI)が予想0.2%に対し0.1%と若干弱い数値であったことや、米10年債利回りの低下などを受け103.82円を付けた。その後は買い戻しが入り104.02円でクローズをむかえた。
「米ドル/円」は、英国とEUの通商交渉が難航していることからの「クロス円下落」対「ストレート通貨下落によるドル買い」が相殺されて、流れを形成するのは難しそう。
日足一目均衡表をみると、②遅行線が26期間前チャートとクロスとなっているが、現状の小動きが継続すると明日以降は下抜けし、逆転(三役逆転)となる。総評すると、「上値が重いレンジ」である。そろそろ流動性も低下するので、チョッピーな動きには注意が必要。