相場概況
昨日の「米ドル/円」は、105.40円で始まると、東京時間、ゴトー日の仲値で買いが入り105.61円まで上昇。その後は105.50円台で推移。ロンドン時間は、105.50円中心の小動き。NY時間、対オセアニア通貨でドル買いが先行すると、「米ドル/円」は105.74円まで上昇。その後、米追加経済対策や新型コロナウイルスワクチン開発への期待から米株が堅調に推移すると、リスク・オンのドル売りとなり、「米ドル/円」は105.41円まで下押しとなり105.49円でクローズをむかえた。
米追加経済対策・新型コロナウイルスワクチン開発期待となったが、目新しい材料とはいえない。米国大統領選挙関連も決定打となる材料がない中、下落しない状況を考えると、若干上に行きたがっているように感じる。テクニカル的に、昨日の高値105.74円は、106.10円から105.03円の下落に対する、戻り61.8%(105.69円)突破のレベルである。ただ長い上髭となったことで、若干の達成感が見えるが、この髭を埋める動きとなれば、勢い付くのかもしれない。