相場概況
昨日の「米ドル/円」は、105.46円で始まると、東京時間、実需の買いで一時105.54円まで上昇となるが、東証のシステムトラブルなどもあり、105.50円を挟み様子見。ロンドン時間、ジリ高で105.62円まで上昇。NY時間、8月米個人消費支出(PCE)や前週分の米新規失業保険申請件数が強い数値となると、105.72円まで上昇。しかし、9月米ISM製造業景気指数が予想を下回ると、上昇が失速。その後、急上昇したNYダウ平均が、マイナス圏に下落したことなどもあり、上値が重く105.55円でクローズをむかえた。
米経済指標は、強弱まちまち。中国市場が昨日から8日まで国慶節で休場となることや、本日の米雇用統計などを控え動きにくい展開。テクニカル的に、大きな変化はない。日柄を考慮する一目均衡表(日足)でみると、②遅行線が26期間前チャートとクロスし、逆転が解消。これで、三役逆転も解消となった。また、雲下限が105.82円と接近。転換線(緑線)が基準線(赤線)に向かって上昇中。目先の底をつけた感じの反転状態となっている。買い手としては、反転を決定付けるために、もう一段の上げが欲しいところ。
私見としては、107円超えない限りは、戻り売り継続。