相場概況
昨日の「米ドル/円」は、105.95円で始まると、東京時間、106円を挟み、小動きながら底堅く推移。ロンドン時間、106円前半中心の揉み合い。NY時間、8月ADP雇用統計では、非農業部門雇用者数が予想95.0万人に対して42.8万人増と下振れとなったが反応は限定的。その後、NYダウ平均が急上昇し、半年振りに新値更新となると、「米ドル/円」は106.29円まで上昇となるが、米10年債利回りの低下を受け伸び悩み、106.18円でクローズをむかえた。
「米ドル/円」は、前日の流れを引き継ぎ堅調。テクニカル的に、昨日の高値106.29円は、安倍首相辞任発表前の高値106.94円から105.20円の下落に対し61.8%戻し(106.27円)レベルである。本日のISM非製造業景況指数・明日の米国雇用統計で、107円挑戦となるか、若しくは失速なのか、週末にかけて大きな分岐点となりそうだ。