相場概況
昨日の「米ドル/円」は、105.91円で始まると、東京時間、一時106.03円まで上昇。しかし、106円台を維持できず、105.59円まで失速。ロンドン時間、クロス円の上昇などもあり、「米ドル/円」は105.60円前後で底堅く推移。NY時間、8月米ISM製造業景気指数が予想54.6に対し56.0と上振れると106.15円まで上昇。しかし、その後は、米10年債利回りが低下に転じ、上値は重く105.94円でクローズをむかえた。
日本の政局不安に対する懸念は、一旦収まった感じがする。週足一目均衡表でみてみると、先週②遅行線=26期間前チャートとなり、逆転が解消となったが、今週も遅行線はチャートの上下範囲内で解消中。気になる点としては、③の雲と現在チャートの値位置で、現在はローソク足<雲→逆転状態だが、雲の幅が狭く(上限106.79円・下限106.71円)となっており、107円突破で一気に好転状態となる。いまのところ、そこまでの買い材料は見当たらないが、週末の米雇用統計がポジティブサプライズなら、上抜けも可能か。