相場概況
昨日の「米ドル/円」は、106.03円で始まると、東京時間、新たな材料は無かったが、前日の流れを引継ぎ106.19円まで上昇と強含んだ。しかし、その後は106.10円前後で伸び悩んだ。ロンドン時間、ジリ安となり105.83円まで下落。NY時間、買戻しが先行し106.19円まで上昇となるが、実需の売り観測や、米国の新型コロナ対策の追加経済対策を巡る与野党協議の難航などが上値を重くした。米10年物国債利回りが低下すると、「米ドル/円」は105.63円まで下落し、105.72円でクローズをむかえた。
2日続いた、シュートカバーも一段落。米国の追加経済対策の難航、全米での感染拡大、米中対立激化など、上値は重そうである。
週足一目均衡表で分析すると、転換線と遅行線が接近しており、転換線<基準線となれば逆転状態となり、「三役逆転」(強い売りシグナル)となる。日足・週足の一目均衡表では「三役逆転」となっており、下降トレンド継続と読み取れる。107円台の回復が無ければ、まだ戻り売り優勢とみる。