相場概況
昨日の「米ドル/円」は、105.81円で始まると、東京時間は、先週末の流れを引き継ぎ、106.42円まで上昇。しかし、その後は追随する買いは無く105.80円台に失速。ロンドン時間、105.58円まで売られるが、欧州株や日経平均先物が上昇となり下値は限定的。NY時間、NYダウ平均が上昇し、ナスダック総合が史上最高値を更新すると、ドル買いが先行し「米ドル/円」はアジア時間の高値を超えて106.47円まで上昇。その後、米10年債利回りが上昇幅を縮小させると、105.90円まで下押しとなり、105.95円でクローズをむかえた。
M&A絡みによる実需の話題はあったが、長続きする要因とはならない。テクニカル的には、7/31の安値104.18円を目先の底と想定した場合、107円台の回復が必要とみる。戻り売りの流れに、まだ変化はないのではないか。