相場概況
昨日の「米ドル/円」は、107.32円で始まると、東京時間、一時107.56円まで上昇。その後は、新型コロナウイルス感染第2波への懸念や米国内でのデモ激化を嫌気し、時間外のNYダウ平均先物や日経平均が下落した事を受け、106.99円まで下落。ロンドン時間、107.44円まで小幅に買い戻された。NY時間、FRBはこの日、セカンダリーマーケット・コーポレート・クレジット・ファシリティー(SMCCF)を通じて、個別企業の社債の買い取りを始めると発表。マーケットは、リスクオン状態となり、ユーロドルが上昇。「米ドル/円」は、ドル売りとなりながらも、クロス円の上昇を受け107.30円台中心に方向感のない動きとなった。
「米ドル/円」は東京時間に107円を挟むところまで売られたが、ギリギリ踏ん張った。最近のマーケットでは、リスクオン・リスクオフ時に買われる通貨が定まっていない感じがある。日足一目均衡表では、雲上限割れをギリギリ回避。現状三役好転は解消されているが、直近の安値が雲下限割れから反発となっており、反転の形に見える。中期的には下振れ方向と予測するが、目先は108円を目指しそうである。