相場概況
先週末の「米ドル/円」は、107.62円で始まると、東京時間、トランプ米大統領の対中政策を控え107.08円まで下落。ロンドン時間は、107円台前半で底堅く推移。NY時間、一時東京時間と同じ107.08円まで下落となるが、その後は買戻しが先行。トランプ米大統領が会見で「香港への優遇措置を撤回する手続きに入る」と明らかにしたが、貿易交渉の第1段階合意の撤回や対中追加関税には言及しなかったことなどを受け、買戻しが先行し107.89円まで上昇。
107円が堅かった。107円を死守した事で買戻しが先行した感じである。米中問題に関しては、警戒継続。引き続き107円台の攻防で、テクニカル的には変化がない。日足一目均衡表でも、①転換線>基準線が好転、②遅行線が26期間前チャートを上抜け好転。しかし、③の現在値と雲の位置関係では、雲中央で横ばいとなっており、方向感がつかめていない。今週末の雇用統計あたりには、方向感が出るかもしれない。