相場概況
先週末の「米ドル/円」は、107.87円で始まると、東京時間、前日の流れで一時108.19円まで上昇となるが、日経平均の軟調などを受け、その後は107円台後半で推移。ロンドン時間、欧州通貨やオセアニア通貨に対してドル買い優勢となり、「米ドル/円」は、108.67円まで上昇。NY時間、3月米雇用統計では、非農業部門雇用者数が予想▲10.0万人に対し▲70.1万人と大幅悪化。しかし、直近の米新規失業保険申請件数が増加していた為、想定内とされ、下げは限定的となり、108.46円でクローズをむかえた。
米国の雇用事情がリーマンショック時以上の悪化となるかもしれない。コロナショックを有事とする、ドル買いが再燃。方向性が読みにくい展開が続く。テクニカル的には、執筆時に109円台まで回復。一旦4/1の安値106.90円を底と仮定すると、117.71円から106.90円に対し109.30円(50.0%)・109.87円(61.8%)あたりまでの戻りがありそうだ。