相場概況
昨日の「米ドル/円」は、107.14円で始まると、東京時間、仲値で107.57円まで強含むが、その後は107円台前半へ失速。ロンドン時間、107.20円前後で揉み合い。NY時間、前週分の米新規失業保険申請件数が予想350万件に対し664万8000件と過去最多。これを受け欧米株価が失速。「米ドル/円」は107.00円まで下落。その後、米トランプ大統領が「サウジアラビアとロシアが日量1000万バレルの減産で近く合意する」とのコメントを出すと、原油価格が急騰。石油関連企業株が上昇し、NYダウ平均が上昇。「米ドル/円」は、108.09円まで上昇。
米新規失業保険申請件数が664.8万件。予想に対してほぼダブルスコア。コロナショックの勢いがわかる。そして、トランプ発言による原油高騰。「米ドル/円」は、108円台をつけるが、一過性とみる。テクニカル的に、大きな変化はなく、下向き予測継続。下値のポイントは106.45円・105.87円・105.21円。