相場概況
昨日の「米ドル/円」は、111.21円で始まると、東京時間、本邦輸出勢の売りで110.74円まで下押しとなるが、その後、日経平均の上昇や米議会の超党派で新型コロナ景気対策法案が合意したとの報道が入り111.49円まで上昇。ロンドン時間、111円台前半で底堅く推移。NY時間、資産の現金化の流れ継続で「米ドル/円」は111.68円まで上昇し、111.20円でクローズをむかえた。
昨日は、新たな材料もなく、111円台中心に推移。目先の動きが難しくなっているので、長期の流れを確認したい。下記チャートは、サブプライムローン問題頃からの月足である。安値は、東日本大震災後の75.57円。高値は、アベノミクス相場高値125.85円。半値が100.71円という構図である。ファンダメンタルを一切考えなければ、101.20円が目先の底の可能性が高まる。しかし、今後の動きは、コロナ次第か。