相場概況
昨日の「米ドル/円」は、110.79円で始まると、東京時間、先週FRBによるドル供給の拡充や日銀の資金供給オペなどから、ドル需要が収まるとの期待で109.65円まで下押し。ロンドン時間、売り一服で、110円台を回復。NY時間、FRBが緊急FOMCを開催し「無制限の量的緩和策を導入」を発表。「米ドル/円」は、109.80円まで下落。しかし、その後はドル現金化の流れから、111.59円まで上昇。
各国の金融政策が打ち出されるが、株安・米ドル高の流れは継続。金融政策のみで、マーケットの流れを変えきれないのだろうが、やらなければ、何もしないのか、と批判される。過去類を見ない状況である。もちろん、テクニカル分析も通用しにくい状況。戦略的には、流れにのるしかないが、深追いはしないのが得策か。長期で流れを見ると、結局はフィボナッチのメジャーナンバー(38.2%・50.0%・61.8%)あたりに収束ということか。