相場概況
先週末の「米ドル/円」は、104.61円で始まると、東京時間、暴落となった日経平均が急速に下げ幅を縮小させたことなどを受け、106.00円まで上昇。ロンドン時間、大幅に下落した欧州株が反発、「米ドル/円」は107円台に突入。NY時間、NYダウ平均が過去最大の上げ幅を記録。「米ドル/円」は108円を突破し108.50円まで上昇し、108.02円でクローズをむかえた。
先週末は、世界株の上昇と同時に「米ドル/円」も反発。そして、今朝方FRBが緊急利下げを実施。FF金利の誘導目標が1.00-1.25%から0.00-0.25%へ引き下げ、ゼロ金利となった。週末毎に拡散されるコロナ感染に対し、米国は矢継ぎ早に金融対策を打ってきた。「米ドル/円」としては、当然利下げなので、売られやすくはなるが、「有事のドル買い」という側面もあり、難しい局面。テクニカル的には、先週末の高値108.50円は、112.22円-101.20円に対する戻り、61.8%(108.01円)を達成後、失速という形となっている。再度、高値挑戦の動きが見られるかが、反転のポイントとなりそうだ。